2月22日 ニャンニャンニャンの日
ダイアリー昨夜は、市販のグリーンカレーと焼きブロッコリー。
焼きブロッコリーは、コウケンテツさんの焼き方。こちら。
ニンニクスライスを入れ、上にはペコリーノチーズを。
これならもりもりと食べられます。♪
今日2月22日は、ニャンニャンニャンの日だそうです。
うちの今日のニャン。寝起き顔ですが、元気です。(*^_^*)
ご近所の白黒ナナちゃん、元気よく歩いていました。ほっ…。
厚さ4センチ、560ページの大作、読了しました!
ベルナルド・アチャガ『アコーディオン弾きの息子』新潮社、2020
やはり2週間では読み切れず、一回延長しましたが、
最後の4分の1は一気呵成に読み終えました。ふぅ…。
一時は消えゆく運命にあったバスク語で書かれた小説です。
バスクと聞くと、「ゲルニカ」と「ベレー帽」を連想。
でも、最近は「バスクチーズケーキ」の方が有名ですかね。
物語は、かつてアメリカへ移住した主人公の死から始まる。
その彼がバスク語で書き残した一冊の本がある、という。
こうして、故郷バスクの牧歌的な少年時代の回想が続くが、
何も知らなかった少年の彼に、暗黒の歴史の影が忍び寄る。
スペイン内戦、フランコ政権はバスク民族をも引き裂いたが、
アコーディオン奏者の父の過去に、疑念を抱いた主人公は…。
この壮大な物語、空気感にどっぷりと浸ることが出来たのは、
語りの巧みさもあるけど、やはり作者への圧倒的信頼感です。
蝶々のエピソードが、ナボコフと似ているな…と思ったら、
蝶は「古来から記憶や魂、再生の象徴とされる」とのこと。
そういえば、「胡蝶の夢」というのもありましたっけ。
本の間から、はらりと落ちた一枚。
見知らぬどなたかが借りた本の、返却期限の紙です。
この本を読んだ形跡はないのに、なんで挟まっていたのかな。
でも画集や画家の本で、美術好きということは分かります。
笠井誠一や不染鉄、という画家は全然知りませんでした。
野口英世や児童文学は、お子さんに借りたのかしら…?
どういう人なのか、なんだか想像力をくすぐります。
このうちの何冊かは、興味があって調べてみました。
機会があったら、私も借りて読んでみましょう。
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