2月27日 休養日
ダイアリー昨夜の夕食は、キャベツとアンチョビーのパスタ、スープ。
昔、高田馬場にあった編集オフィスをよく訪ねましたが、
近くのイタリアンで、ランチをご馳走になった際に、
「春キャベツとアンチョビーのパスタ」に出会いました。
シンプルだけど美味しくて、以後、お気に入りのレシピに。
キャベツは一個の6分の1ほど、どっさりと炒めて、
ピーマンとソーセージも入れ、上にペコリーノチーズを。
リボンの寝る定位置が、私の左側の脇の下なのですが、
昨日ワクチン打った左腕、動かすと痛いのよ~。( ノД`)
いつも枕にするその腕、貸してくれないの? と不満顔…。
今朝はゆっくり起床、腕はだるいけど、熱は出ませんでした。
私にしては珍しく頭痛がしたので、薬を一錠服用して休養。
借りてきた本でも読もうか…と寝っ転がって読み始めたら、
昨日と今日で、一気に読み終わってしまいました!(°_°)
ビアンカ・ピッツォルノ『ミシンの見る夢』河出書房新社、2021
舞台は20世紀初頭、イタリアのお針子の娘の話です。
この頃、底辺社会の貧しい女性は、針仕事で生きてました。
町の上流階級から、リネンや下着や子供服の注文をもらっては、
布地をほどいては縫い直し、刺繍や縁飾りの手仕事をしました。
今なら一流職人の仕事ですが、当時は単なる安い手間仕事。
憧れの足踏みミシンなど、触ることすらできない身分です。
しかし、貧しいお針子にも、ひそかなプライドと夢が…。
身寄りの祖母が死に、食べるものにも事欠くという貧しさで、
才覚と手仕事で、なんとか生きのびようとするたくましさ。
こういう話、なぜかすごく心に刺さります。きっと私も、
前世はすごく貧しく、ひもじい思いをしたのかも、と…。
ヨーロッパには、伝統的に針仕事で生計を立てる女性が多く、
中産階級の繕い物、縫い直しなどを引き受ける女性たちが、
戦後、既製服が台頭するまでは、普通に存在していたとか。
この前読んだ、ドイツの小説『オルガ』もそうでした。
うちは別に裕福ではなかったけど、昭和30年代までは、
子ども服を作ってくれた女性が、仮縫いに来ていましたっけ。
中学生になってからは、新宿伊勢丹のティーンズコーナーで、
洋服を買ってもらうのが楽しみに。既製服の到来ですね。
手仕事の描写を読んだら、自分でも縫いたくなってきました。
手を動かすのは、認知症の予防になると言いますものね。
今日は一日のんびりしたけど、おやつのプリンを作りました。
なめらかプリンの完成。だんだん上手になってきました。♪
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