8月19日 八島太郎の絵本(1)
ダイアリー昨夜の夕食。アジの干物、大根の煮物など。
油を使わないこうした和食は、やはり胃がほっとします。
ミニトマトのタイム&さとうきび水漬けは、夏の定番。
今のうちに、ひとつ、テレビ放映の予告をお伝えします。
8月27日(日)朝9時「日曜美術館」(NHK・Eテレ)で、
「故郷は遠くにありて~絵本画家 八島太郎」が放映とのこと。
ご縁があり写真をお貸ししたら、お知らせをもらいました。
絵本作家・八島太郎のことについては語りきれませんが、
一番有名な絵本は『からすたろう』(偕成社)でしょうか。
ただ、彼の絵本はすべてアメリカで先に出版されたもので、
ずっと後に日本で「翻訳」の形で出ました。こちらが一部。

The Village Tree (1953) 『村の樹』
Crow Boy (1955) 『からすたろう』(絵本にっぽん賞特別賞)
Plenty to Watch(1954) 『道草いっぱい』
私が出会ったのは1970年代、もう半世紀も前の話です!
内容は、明治期の薩摩の田舎の、素朴な話ばかりですが、
アメリカでは誰もが知る「古典絵本」だと聞き、ビックリ。
いじめられっ子の「からすたろう」は、先生に励まされ、学芸会でカラスの様々な鳴き声を披露します。
毎日、山の向こうから歩いて通ってきた「からすたろう」のつらい境遇に、みなが思いを寄せます…。
…久しぶりに絵本を開いてみたら、懐かしくなりました。♪
『村の樹』の導入部分は、まるで今のドローン撮影のよう。
日本の南に、ぼくの生まれ育った村がありました。
村を流れる川の岸に、大きな樹が立っていました。

夏になると、ぼくたちは家にじっとしていられなくなります。
大きな樹は、川に向かって枝を伸ばしていました。(巨大!)
ぼくたちは、いろんな飛び込み方を考えだしました。
さすが芸大入学の八島太郎(その後すぐに中退しますが)、
デッサン力は確か、余白の活かし方も絶妙です。
この絵本を見て、私ですらなぜかノスタルジアを覚えました。
のどかな日本の幸せな子供時代…いつ見てもほっとします。
しかし軍国主義の日本で、八島太郎は苛酷な運命に翻弄され、
亡命するように夫婦でアメリカへ渡り…ドラマティックです。
詳しくは、来週日曜日朝の「日曜美術館」でご覧ください。
再放送は、9月3日(日)夜8時から同じくNHK・Eテレで。
八島太郎についてはまだ言い足りないので、後日もう一度…。
コスモスも元気に咲いています。
スポンサーサイト
コメント
トマトのレシピを教えてください
毎日熔けそうな暑さ ですね。
クーラーをつけて室内作業をしていますが
温度を遠慮したものに設定していると
一息ついた時に 息をするのも苦しいくらいで
「暑い」「暑い」と 思わず自分に連呼。
自分に慰めてるつもりなのか……。
やしまたろうさん 初めて知りました。
素朴な 絵本らしい絵ですね!
絵の描き方が 懐かしいです。
ところで ミニトマトのタイム&さとうきび水漬けですが
いつもYumさんのblogで画像を見る度 気になっていました。
梅干しのようなトマトのような…。
涼やかで爽やかでおいしそうです。
検索しても 酢(レモンとか)を入れたものなどが出てきます。
Yumさんの作り方を教えて戴けますか?
(検索したものもおいしそうではありますが…)
お時間ある時 よろしくお願いいたします。
2023-08-19 17:41 風のいろ URL 編集
ミニトマトの赤い宝石
いつもありがとうございます。例の「赤い宝石」ですが、こちらの動画を参考にしました。ちょうど真ん中あたり、4分50秒から始まります。私は砂糖をこの半分の量に調整しています。
https://www.youtube.com/watch?v=mpFSSEtqLSw&t=18s
この他に、梅干しと塩昆布で作るミニトマト漬けもありました。
https://www.youtube.com/watch?v=IyIF5mvHC7A&t=14s
暑いと煮炊きするのもイヤになりますね。今年は食欲はあるので、夏バテは平気そうで、ほっとしています。
2023-08-21 12:13 Yum URL 編集
ありがとうございます!
2023-08-21 18:12 風のいろ URL 編集